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鉄格子の中から

中学3年の時、私自身が精神病を発症し、35歳になる現在に至るまでの色々な闘病体験などを、拙い文章ですが綴らせて戴きます、どうぞ宜しく。

信長の野望

いま私が生きてて、父と母が健康にしていて、弟や妹も色々抱えながらだが頑張っている‥。
しかし悲しいかな誰かが言うまでも無く、産まれて来たからには人間皆何時か病にかかったり、天災・人災に巡りあわせたりして、死ぬ。
私は発病した後、その事に思い至る事が絶望的入院生活の体験上、とても多い。
この今、という時は二度と巡っては来ないし、明日自分がどんな事になっているか見当もつかないっていう不安が、どの人のどの人生にも付きまとって離れない。
更には人生いっぺん立ち止まらないと、その事にさえ気付かずに生きてしまう。
そして「何故私でなく、貴方が?」と考えてしまう、身近な人の死等があった時‥。
だから私は漠然とだが、死後の世界の存在を信じている。
信じなければやってこれなかったから、というのが理由である。
そして人間の儚さを痛感した時に、生きているのではなくて生かされていると感じたし、この上ない『感謝』が湧いてきて、産まれて来れた喜びを感じて今は生きている。
また、命に限りがあるから「後押し」してもらえる様な気がする。
そこには猶予の感覚なんか無いからね。
永遠に肉体が生き続ければ、精神が死んでしまう。
人間50年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。
今に最善を尽くして生きて行こう。

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