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鉄格子の中から

中学3年の時、私自身が精神病を発症し、35歳になる現在に至るまでの色々な闘病体験などを、拙い文章ですが綴らせて戴きます、どうぞ宜しく。

PS:、書いてます

「鉄格子の中から」も書き始めて2年近くになりました。最近のブログはそうでもないのですが、最初の頃のブログには余白が多すぎるっ!!と言う事で、今そのブログを見てどう心が改善したのか、等を「PS:」として僭越ながら書かせて頂いております。書いてみると今だから書ける事も多く、少しは精神的に成長できたかな?と自己満足の世界に入ったりもしております。
書き始めの頃は、読んでみるとまだ自分は「被害者」的感覚が文面から受け取れる箇所も結構あり、その当時は今ほどゆとりはまだ無かった様であります。私自身が本ブログ中でも書いているように、この病は「急激な変化」は余り望めません。自分なりにコツコツと地道に1歩1歩実績を積み重ねて来た結果、今のように過去を更に冷静に振り返る事が出来る様になったのだと思います。
それと‥このブログの最大の意義は、己がどんな窮地からでも立ち直れる事を、世間に、特に精神疾病関係者に伝えたい!という熱い私の思いです。私自身が病だらけの惨めな生活から、一転してどんどん幸せになっていく姿を体現する事によって、今現在も苦しんでいる『病友』に、一縷の希望を持って頂ければと思い打ち始めたのですから。
そして私は「完治」している訳ではありません。将来的に完治するとも思っていません。ただただ目の前に現れた「障害」を純粋に乗り越えて行こうとしてるだけ。その繰り返しを毎日続けているのです。常に病友の皆さんと「同じ位置」で生きているのです。
機会とお暇があられましたら、全てのページではありませんが、「追加文」を打っていますので見てやって下さい。

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ありがとう!!病気‥

私は今まで人生の大半を、自らに対するコンプレックスと共に生きてきた。「自分のここが周囲の人達より劣っている」とか「他の家庭に比べて我が家は酷い状況だった」とか挙げればキリが無い程、劣等感を抱いていた。
ところがどうだろう!?要は「現在」を幸せに出来なかっただけの話であって、落ち着いてみて自己を振り返ってみると、何と数限りない「慈愛と恩恵」を天から与えられていたかに気付かされるのである。
まず、両親が健在の内に、病に対してある程度の決着を共に見ることが出来た事。志を遂げても墓前に報告するのとでは「月とすっぽん」以上に違う。加えて両親が肉体的に大変健康であったから、遺伝的に私もすこぶる健康に産まれている。これも重要な話で、薬に対しての内蔵機能の働きがとても頑強で、殆んど副作用による問題も起こらなかった事は、正に「天恵」以外の何物でもない。
更に、今となってみれば、私は病を得たが、弟と妹は大変元気に「一般社会人」として、しっかりそれぞれの生活を営んでくれている。育った両親は3人共同じなのに、2人とも頑張ってくれている。やはり精神病遺伝説は誤っている様な気がする。
そして、私の事になるが、普通に生きてたら「当たり前」にしか思えない事の多くが、実は「当たり前では無い」と感じられるようになる「貴重な体験」を、「して」「生きて退院して」来て、ここまで「戻して」頂いた、「天の慈愛」と私の「強運」!!苦労はしたくても自らの意思で買えないモノであるから、この状況に産まれて来れた事に『大感謝』である。
今思えば‥どの苦労も今の「幸せ」に何らかの形で「結実」していたんだなぁ。ここまでサポートしてくれた全ての人達に心から『ありがとう』。

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みんな聞いてくれ!!

今私は幸せだ。手放しでそう思う。ここまで本当に色々あったが、とにかく今は一瞬一秒が幸せだ。
生活・仕事・人間関係‥全てに於いて順調だ。全部両親始め周囲の皆さんのお蔭だ。
15年前に今の私が想像出来ただろうか?無理だったに違いない。だからこそ声を大にして病友達に伝えたい。「今の私は幸せですよ」と。
確かに20年間程の闘病生活中に思い描いていた『幸せ』とはかなり違ったものかも知れない。でも、それでも達成感は大いにある。ここまで来たか‥と過去を冷静に振り返る事が出来る。我慢して本当に良かったと心から思える。
この病は大変な病である。皆、地獄・修羅場を通る。明日さえ保障されない。自分がおかしいと言う「理解不能」なアナーキーな状況の苦しいことと言ったら無い。
しかし、やはり「夜明け」は来るのである、と断言出来る。
希望を失わず、諦めず投げ出さないで地道に頑張っていれば、「地獄に仏」を見出す日が必ず来るのである!
幸せと思える瞬間は、線香花火。また苦難に突入する事は目に見えている。でも私は「今この時の幸せ」を絶対に忘れない。人生に希望を抱き続ける。可能性を追求し続ける。この気持ちを病友に言いふらかす!
全ては「精神病界の明日のため」だと勝手にだが思っている。苦難には何処かに絶対「抜け道」があると、絶望している病友全員に声を大にして伝えたい。私は今、「そう状態」ではない。平常心でそう思っているのである。自転車の上り坂がきつくても、必ず下り坂があるように、過去の悔いも一瞬かも知れないけれど、光り輝く時があるのだと、今私はしみじみ実感している。今心には『感謝』しかない‥。

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